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はじめてのおつかい、じゃなかった図書館 [タン 5歳~]

タン、一年生です。六歳と半月。
姉たちは、いつも二人一緒で、まるで双子のよう。小さなころからけんか相手で遊び相手で……とにかくいつでも一緒。
けれど、タンは一人。
ああやっぱり男の子を続けてもう一人生んでおくべきだったか。いやいやそれはやっぱり難しい。などと今更なことをごちゃごちゃ言っても仕方ない。
彼は一人、です。
もちろん、兄弟三人仲良くしてますが、4~5つ離れると、やはり行動範囲が違いますね。

学校から帰るのも、一年生、まだ二時とかで。
お姉ちゃんたちは四時とか。
暇でねー。
とにかく退屈しては「テレビ見ていい~?」です。

そんな彼に、朗報です。

「小学生になったら、一人で外に出てもいい」

これは彼がずーっと楽しみにしていたこと。
今までは公園でも図書館でもおつかいでも、お姉ちゃんたちが。
僕はまだ幼稚園だから大人と一緒じゃないとだめだよと言われ続けてきました。

「小学生になったらね」

この言葉だけを支えにこれまで耐えて……! ってほどじゃないですけどww

それでですね。
昨日(4/14)、彼はその言葉を思い出したようで。
二日ほど前、私と一緒に図書館で本を借りてきたのですが、ぼそっと言うのです。
「いつになったら本を借りていいの?」と。
え? 二日前に一緒に行ったじゃ……はっ! 「一人で」ってこと?!
それは……それは……っ!
私「しょ、小学生になったら……?」
タン「じゃあ、もう行ってもいいの?!」ぱあああああ! と顔が輝きます。
しっ、心配なんですけど……でも、えーと、うー、確かにそう言ってきたから、ねえ……。
私「そ、そう、だねえ……」

「じゃっ、行ってきまーす!!!」

まっ、待った、待ったーーー! いきなり立ち上がって玄関に向かって走るなー!
オチツケ、ちょっと待て、なんだ、えーと、とにかくちょっと待って! ねっ!!



……。

……ぜえはぁ。

……あのさ。

「……えーと、なんだろうな、まずだね、道は分かってるの?」
「うん!」
「図書館まで? 一人で行ったことないけ……」
「だいじょうぶ!」
「あ、そう……もし、もし迷子になったら、近くのスーパーはどこですかって言うんだよ、そこからなら一人でも帰れるよね」
「はーい。いってきま」
「待てって」
「?」
「お母さんの名前は言えるね。住所は分からないよね。電話もまだ覚えてないよね」
「……」
目をぱちぱちさせて、図書館とそれの何の関係が??? みたいな顔の息子。
嘆息。
「車に気をつけないとだめだよ。自転車もね。白い線の中を歩いて、道を渡るときは右と左をよーく見て、手を挙げて」
「うん!」
「一冊か、二冊だよ。借りたらすぐ帰っておいで」
「はーい」
「……」
「……もう行っていい?」
まだ、不安。
でも、もう言うことはない……の、かしら??

親としては心配は尽きません。
これでもう二度と息子に会えなくなったら?
はねられたら?
悪い人にさらわれたら?
神隠し……。
どんな可能性も、ゼロじゃない。
実際、そういう事件が日々報道されている。
ここで手を離したことを、悔いても悔やみきれないかもしれない。

……けど。

だからってずーっとこのまま、この子が大人になるまで首輪をつけて家から出さない、というわけにはいきません。
健全な成長のためにも、かわいい子には旅をさせなくちゃいけない。
そして、知識だけでは、経験を積まなくては、安全に一人で歩けるようにはならないのです。
だから私は……。


そんなことはみじんも考えていない息子の無邪気な笑顔を前に、私はなんて言えばいいのか分からず、とにかく、気をつけてね、としか言えませんでした。


……まあ、15分後ににっこにこで帰ってきたんですけどさ。

「大丈夫だった」が数えきれないほど積み重なって、こういう不安を抱えていたことはだんだん忘れていってしまうのかもしれない。
だからこそ、今はこんなにドキドキしている、ということを書いておこうと思いました。
同時に、不安がってばかりいても仕方ないのだということ。
子どもたちの健全な成長を祈って、私はこの手を離し、見守っていくしかないんだということ。
それも書いておこうと思います。

はあ……怖い。

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